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概要

所在地:埼玉県ふじみ野市

主要用途:保育園・子育て支援施設・事務所

構造・規模:鉄骨造 地上3階 

となりのすまいる保育園複合施設 

 

「となりの」と名付けられた本園の隣には、もともと同法人が運営する保育園があり、その隣に新しく建築されたから「となりの」すまいる保育園です。働き方改革の施策により、内閣府が助成する企業主導型保育園として計画されました。駅近で都心への通勤にも利便の高い立地であり、弾力的に保育数を拡大していけるよう広間状の保育室が採用されています。お遊戯会などのイベントに対応可能であることはもちろんの事、保護者会や同法人の先生方が集まる100人規模の会議に使用できるなど、フレキシブルな空間が求められました。また、複合施設内には子育て地域交流室が併設され、子育てを軸に地域の交流を支援していく環境を整えています。2階には居宅介護支援、訪問看護、ヘルパーステーションの事務所が入居し、施設全体として地域サービスの拠点となります。

 

保育室

場所を区切ったり繋げたりしながら使用するコーナー保育の場となっています。コーナー保育は、自分の部屋のような場所、台所、絵本の閲覧、人形遊び、お絵かき工作、積木やブロックなど複数の活動の場を準備して、子ども達が興味のあるものを自分から選んで遊び過ごします。一斉保育では育ちにくい自主性や創造性といった力を育むと言われ、異年齢の園児とも関わることで、コミュニケーション能力も伸ばす効果がある、そんな保育方法です。パーティションによってつくられたコーナーは、小さな街のような雰囲気で、そこには子供たちの社会が存在しているように感じられます。

 

屋上園庭

三輪車やペダルなし自転車で走って周回できる木製デッキ、鉄棒、人工芝の広場や小山、水遊びの場。外遊びの際の子供たちへの暑さ対策は必須で、仮設的なターフのほか、木製デッキにあけられた小さな孔からは、水が噴き上がるようになっています。

 

子育て支援センター

この保育園の園児だけでなく、近隣の子供達も使用可能なスペースとして計画されました。子供達への読み聞かせなどのイベントが可能なすり鉢状のライブラリーコーナー、お茶を飲みながら語らえるカフェスペースがあり、育児のための交流スペースになっています。

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